お天道様が見てる

子供の頃 母に言われた言葉

「悪い事をしてはいけないよ」
「誰も見ていなくても お天道様が見てるからね」

この言葉は
子供の頃
悪い事をして怒られた時に
母に言われた言葉です

僕は子供の頃に
お店の消しゴムを
黙って持って来てしまった事があります

とても綺麗だったその消しゴムが
僕はどうしても欲しくなりました

いつも使っている消しゴムは硬くて
あまり綺麗に消えない
紙を擦ると紙が破れてしまうような安物でした

文房具屋で見たその消しゴムは
りんごの型をして3重に色分けされた
触ると柔らかい
ちょっとだけ高い消しゴムでした

僕の家は貧乏だったので
親に その消しゴムを買ってとは言えませんでした

今思えば
それぐらいの金額のものなら
買ってもらえたのだろうと思いますが
家が貧乏だった 子供の僕は
親に何かを買ってとは言えなかったのです

家に帰って
母親にその消しゴムが見つかってしまい

「その消しゴムどうしたの?」

と聞かれ

「黙って持って来ちゃった」

と言うと

「それはいけない事だから 一緒に謝りに行こうね」

と僕を連れて
そのお店に行き
事情を説明して許してもらいました

この出来事は
その後の
僕に大きな影響を与えています

自分の行動・決断は正しいのか?

誰も見ていなければ
バレなければ問題ない

こんな風に考えられなくなりました

自分のとった行動を
お天道様が微笑んで見ているか
苦々しく見ているのか
悲しそうに見ているのか

両親が他界した今は
お天道様に加えて
父と母も一緒に見ている感じになりました

なかなか厳しい監視体制です・・・

僕は正しい行動を取れているのか?

僕を見守ってくれる
この存在が
にこにこと微笑んでいる時

きっと
僕は幸せな人生を送っている筈です

心配をかけないようにしなくちゃね!

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